50代に突入すると、ホルモンの変化で髪質が変化するなど様々な原因で、多くの人々が抜け毛の悩みに直面します。この記事では、髪質の悪化や髪のボリュームの減少など地肌の見え方に不安を感じている方が陥りがちな「やってはいけない習慣」と「効果的な抜け毛対策」についてご紹介いたします。
抜け毛の主な原因
抜け毛の原因は、様々ですが、抜け毛の一番の原因はホルモンの変化に伴う、髪質の悪化になります。
女性は、閉経に伴い女性ホルモンが変化し、男性は、男性ホルモンが減少することで、髪の毛の周期が短縮し、抜け毛が増える傾向があります。また、その他にも偏った食生活や生活習慣の乱れが、脱毛さらには、頭皮の乾燥の原因にも繋がります。これらの要因をしっかりと理解し、今から対策することで、健康な髪を維持することは可能です!
抜け毛を促進させる行動
以下に抜け毛を促進させる行動を記載いたしました。髪の毛を労わうことを意識して避けることをお勧めします。
1.頭皮に合わないシャンプーの使用
頭皮の環境は、人それぞれ違います。また、肌質も年齢とともに変化をするため、その時の頭皮の状態あったシャンプーを使用することをおすすめします。抜け毛が気になった時、頭皮がかゆい、荒れた時は、ぜひシャンプーを見直してみてください。
2.誤った髪の洗い方
爪を立てたり、髪を強くこすると、絡まりが増え、頭皮が傷つきやすくなります。頭皮が傷つくことで、細菌の感染や炎症などが起こり、フケの原因や抜け毛をひきおこしやすくなります。髪を洗う時は、頭皮を傷つけないように、指の腹を使って優しく洗うことを意識しましょう。
3.ドライヤーの使用方法
洗髪後は、ドライヤーを使用してしっかりと髪を乾かすことは大切ですが、ドライヤーの使用法によっては、頭皮にダメージを与えてしまいますので、注意をしましょう。
ドライヤーを頭皮の近くに当てて乾かすと、頭皮の水分が奪われてしまい、乾燥に繋がります。ドライヤーは、約15㎝以上離して、ヘッドを動かしながら均等に熱を分散させることで、熱による頭皮の負担を減らすことができます。
4.生活習慣の乱れ
睡眠不足や長期間のストレスはホルモンバランスを崩し、髪の健康に悪影響を及ぼし、抜け毛増加の原因になります。また、偏った食生活も抜け毛の原因になります。特に鉄分やビタミンの不足は髪の成長に悪影響を及ぼすため、バランスの取れた食事を心がけましょう。
抜け毛の対策方法
「育毛剤と発毛剤の違い」
抜け毛の対策方法として、前述で述べた抜け毛を促進させる行動を避けることのほかに、自分に合った「育毛剤」を使用することをお勧めします。
「育毛剤」と並んで「発毛剤」の商品もありますが、「育毛剤」と「発毛剤」には大きな違いがあります。
- 育毛剤
育毛剤は、頭皮の環境を整えて、今生えている髪の健康をサポートすることが目的です。髪を太く、長くより丈夫に成長させ、抜け毛を防ぎ、薄毛の進行を遅らせることが期待されます。 - 発毛剤
発毛剤は、毛根を活性化させて、新しい髪を生やすことが目的です。発毛剤には一般的に、「ミノキシジル」などの発毛促進剤が含まれています。「ミノキシジル」は、日本で唯一の髪を生えさせる外用薬として認可されております。
「自分にあった育毛剤を選ぶ」
効果的な抜け毛対策として、自分に合った育毛剤を選ぶことが重要です!
育毛剤には、色々な種類があります。それぞれ「目的」や「効果」が異なるので、自分に合った育毛剤を選びましょう。選ぶ指標の一つとして「成分」を確認してください。
目的 | 効果 | 成分 |
頭皮の環境を改善 | 保湿・皮脂抑制・抗菌・抗炎など | ラベンダー油・カンゾウ葉エキス・ボタンエキス・大豆エキス・イオウ・オウゴンエキス・ジフェンヒドラミンHCI・イソプロピルメチルフェノール・チョウジエキス・ヒノキチオール・ユーカリエキスなど |
健康な髪の成長をサポート | 毛母細胞の活性化と毛細血管の血行を促進する | ステモキシジン・t-フラバノン・リジュリン・ツバメの巣エキス・イチョウ葉エキス・エビネエキス・Ⅼ-アルギニンなど |
抜け毛を防止 | 脱毛を進行させてしまう悪玉男性ホルモンを抑制する | キャピキシル・冬虫夏草エキス・ノコギリヤシ・デュタステリド・フィナステリド・エチニルエストラジオール・ヒオウギエキスなど |
その他にも「コスパ」にも注意が必要です。
育毛剤は最低でも3~6ヶ月は継続して使用するため、自分に合った価格帯の商品を選びましょう!
また、香りや使い心地が合わなければ継続は難しいため、口コミサイトなどのレビューを見て使用感などのチェックもしておきましょう。
おすすめの抜け毛対策アイテム
まとめ
髪のケアで「やってはいけない習慣」を見直して、「効果的な抜け毛対策」を行うことで、より健康的な髪を維持することができます。「今まで、育毛について色々実践したけど、あまり実感したことがない。」という方であれば、もう一度この記事を見ていただき、自分に合った育毛習慣と育毛剤を選んでください!