50代でも認知症になる!?認知症のチェックリスト

最近、注意力ややる気の低下、物忘れが多くなったと感じることはありませんか?
もしかしたら、認知症の症状かもしれません。
認知症は、早期発見と早期治療が重要です。
本記事では、認知症について解説し、自分自身が認知症の予備軍ではないかチェックできる内容になっております。自分が認知症の疑いがあるかどうかチェックしてみませんか?

認知症とは

認知症

認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。高齢になるほど、認知症を発症しやすく、厚生労働省は2025日本における65歳以上の約5人に1人(約700万人)が認知症になると予測しています。認知症は、誰でもなりうり、他人事ではない病気なのです。

高齢者と若年性の認知症の違い

若くても、脳血管障害やアルツハイマー病などが原因で認知症を発症することがあります。
特に64歳以下で発症する認知症を「若年性認知症」といいます。
若年性認知症は、症状が進行しやすく、症状が現れてから死亡までの期間が短い傾向があります。一方、高齢者の認知症は、症状の進行が緩やかで、症状が現れてから死亡までの期間が長い傾向があります。
高齢者の認知症は、主に記憶力の低下や言語障害などの症状が現れますが、若年性認知症は、これらの症状に加えて、行動変化や感情障害などの症状も現れることがあります。

※脳血管障害: 何らかの原因により脳血管に破綻をきたし、意識障害や片麻痺などの神経学的異常を生じた 状態のことを言います。 脳血管障害が突然発症したものを脳卒中(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)といいます。1)

1)http://www.kanazawa-med.ac.jp/~neurosur/pdffile/chiryou_nouketsu.pdf

認知症とその原因

認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。認知症の原因は様々ですが、主に以下のような要因が関与しているとされています。

認知症

認知症の原因

アルツハイマー病:脳内のアミロイドβタンパク質が異常に蓄積し、神経細胞が死滅することによって起こる病気です。脳が委縮することもあり、発症するまでは気づかないことが多いです。

脳血管性認知症:脳卒中や脳内出血などが原因で、脳の一部が破壊されることによって起こる病気です。

ルー・ボディ型認知症:神経細胞内にルー・ボディと呼ばれる異常タンパク質が蓄積されることによって起こる病気です。

外傷性認知症:外傷、特に頭部外傷が原因で起こる病気です。

薬物やアルコールの乱用:薬物やアルコールの乱用が原因で、脳細胞が損傷することによって起こる病気です。

遺伝的要因:遺伝子によって認知症の発症リスクが高まることがあります。

認知症の前兆は?初期症状・サインについて

認知症の症状

認知症の前兆や初期症状は、人によって異なる場合がありますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

認知症の初期症状

認知機能の低下:物事の判断が難しくなったり、言葉の理解が遅くなる、計算ができなくなる、物事の順序を間違え、料理が難しくなるなどの症状があります。

行動や言動の変化:感情の起伏が激しくなる、不安や抑うつが強くなる、不適切な言動が増え、家族や友人とのコミュニケーションが取りにくくなるなど、行動や言動に変化が現れることがあります。

身体機能の低下:足腰が弱くなる、筋力が低下する、バランスが悪くなる、誤嚥が多くなるなど、身体機能が低下を感じやすくなります。

以上のような症状が現れた場合は、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。普段の生活習慣を見直して、健康的な生活習慣を維持し、普段から認知トレーニングなどを行うことが、認知症の予防として大切です。

認知症になりやすい人はどんな人?

認知症になりやすい人には、以下のような特徴が挙げられます。

認知症になりやすい人

高齢者:認知症の発症は、高齢者に多く見られます。特に、80歳以上の高齢者には、発症率が高くなる傾向があります。

遺伝的要因:認知症の発症リスクは、遺伝子によって影響を受けることがあります。例えば、アルツハイマー病に関連する遺伝子の変異を持つ人は、認知症の発症リスクが高くなることが知られています。

生活習慣:乱れた生活習慣が続くと、認知症の発症につながることがあります。例えば、肥満や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が、認知症のリスクを高めることが知られています。

脳に関する疾患や障害:脳卒中や脳外傷、パーキンソン病など、脳に関する疾患や障害がある人は、認知症のリスクが高まることがあります。

学歴や職業:学歴が低い人や、職業が肉体労働や単純作業に従事する人は、認知症のリスクが高くなることが知られています。

以上のような要因が、認知症になりやすい人に当てはまることがありますが、必ずしも発症するとは限りません。健康的な生活習慣を維持することや、認知トレーニングなどを行うことで、認知症のリスクを低減することができます。

私は大丈夫?認知症のチェックリスト

認知症の初期症状をセルフチェックできれば、症状の早期発見ができます。
早期発見により、認知機能の維持と認知症の進行を遅らせることが可能です。
下記の「初期症状のセルフチェック」を実施して確認してみてください。

□同じことを何回も話す・尋ねる
□物を置き忘れて、探すことが多い
□料理・買い物など以前できたことに手間取る
□同じものを何個も買ってくることが増えた
□ゴミの分別を間違えることが多い
□金銭管理ができない
□日付と曜日が思い出せないことが多い
□ニュースなど周囲の出来事に関心を示さない
□趣味・活動の意欲がない
□怒りっぽいなど喜怒哀楽が激しい

上記のセルフチェックの項目のうち、5個以上該当するものがあれば、医療機関に相談することをおすすめいたします。

認知症は早期発見と早期治療が大切

老夫婦運動

現在のところ、認知症を完全に治療する方法はありません。治療薬物療法や認知トレーニング、介護などにより、症状を遅らせたり、緩和することができます。認知症の初期症状を感じた場合は、できるだけ早く医療機関を受診し相談してみましょう。

認知症の治療

薬物療法:特定の薬剤を用いて、症状の進行を遅らせたり、軽減することができます。ただし、すべての認知症に対して有効な薬剤は存在しないため、医師と相談して治療方針を決めていきましょう。

カウンセリングや心理療法:認知症患者さんやご家族に対して、臨床心理士によるカウンセリングなどを取り入れることで、症状の緩和や生活の質を改善することができます。

物理療法:運動や体操、マッサージなどの物理療法を行うことで、認知症の症状を軽減することができます。右手と左手の両方を使って字を書くことで、右脳と左脳が刺激され、認知症の進行を遅らす効果があると期待されています。

日常生活の改善:食事の改善や人との交流を多くして会話を増やすなど、日ごろの生活を改善することで、症状の進行を遅らせることができます。

サポートグループ:認知症患者やその家族が集まり、情報交換を行うことで、生活の改善方法を見つけることができ、ストレスの軽減が期待できます。


以上のように、認知症の治療には、薬物療法や心理療法、物理療法など様々なアプローチ方法があります。
認知症は、早期発見と適切な治療やケアにより、症状の進行を遅らせたり、改善することができます。初期症状を感じた場合は、できるだけ早く医師に相談しましょう。

最新情報をチェックしよう!